ほけきよの回り道

メインに短しtwitterに長し。ほどよく不定期。メインのprocrastination

モーターショーに行ってきたんだ。

ほい!

連休だし、ちょっとは遠出しようってことで、モーターショーに行ってきたんだ。 今ではなんちゃってソフトウェアエンジニャーだけど、もともとハードのほうの工学部。 だから、エンジンの動力学とか、そういうのも履修したの。 車が好きだから、モーターショーは欠かさず行ってるのである。

今回のモーターショー、総括して「制御」の話が多いなって。 AIを使って制御だとか、車同士が通信しあう安心安全効率的な社会の構築だとか。

もちろんそれ自体とてもいいコンセプトだし、達成されるべき未来ではある。けど、どことなくつまんない。丸い。

あるコンサルタントの話を思い出した。 「なぜ、人が将来のことを考えると同じ結論にたどり着くのか。」

たとえば、「2050年、どうなっている?」 と問う。多分、中高生が想像する未来と、われわれ大人たちが考える未来ってそれほど大きく変わらないんだ。 多分、自動運転とか、空飛ぶ車とか、そういう未来。

なぜか。想像する要素が不確定すぎるから。 たとえば、30年後に定着している技術とか言われても、ぜんぜんイメージがつかない。だから人は今まで見たSFなどの知識から想起してだいたい同じ結論にたどり着く。

イノベーションを起こすには、実は今の技術とか過去の技術とかをじっくり眺めたほうがよかったりする。温故知新である。 確信的な未来っていうのは、スーツを着た人たちのかっこいいコンセプトから生まれるわけじゃなく、一人のつなぎをきたおっさんのこだわりから生まれたりもするのかなって。 今回の展示は「ネット上で集めた知識をまとめた」って感じのが多かった。だから多分つまらなかったんだと思う。 そういう泥臭さを感じられるような、展示がもう少しあってもいいのかなって思った。